白田教授

スピーカーの白田佳子・筑波学院大学客員教授

「メディアの将来像を考える会」7月例会のお知らせです。今回はメディア企業の経営実態についてです。
ジャーナリストやメディア企業の関係者は、どちらかというと自分の会社の財務会計に疎い傾向があります。そこで今回は、企業の倒産予知モデル理論を構築した会計学者である白田佳子さんをお招きし、企業の財務状況を知る方法を学びます。
さらに新聞社、放送局など、主なメディア企業の経営実態について、実名を挙げて洗い出していただきます。赤字を計上していても安泰な会社、近年大きく成長していても危ない会社……。意外な実態が浮かび上がりそうです。ご期待ください。。

■日時 7月11日(火)午後6時半開場、7時開演~8時45分
■場所 早稲田大学26号館1102会議室
※地図はこちら。
■ゲストスピーカー 白田佳子(しらた・よしこ)氏(筑波学院大学客員教授、法政大学客員研究員、DIC、菱電商事、ウイン・パートナーズ社外取締役)
■演題
「生き残るメディア企業を見分ける方法〜倒産予知モデルを学ぶ」

■講演内容
これまで企業を財務面から評価分析する際、流動比率や固定比率等を用いて企業の資金流動性を観察することが一般的でした。一方、企業の決算発表は利益に関わる情報に集約されています。
しかし企業の真の経営力(体力)は、これらの情報で十分に把握できるのでしょうか。また、昨今の企業は、投資家たる株主への対応に追われ、時として企業に求められる「永続的な発展」を犠牲にしているケースも見られます。今やブームのROE(Return on Equity株主資本利益率)は企業評価に有用でしょうか。
インターネットの発展により発行部数が減少している新聞社を始め、マスメディアに関わる企業は、企業継続能力の視点から自社の現状を把握し、今後「株主以外の」ステークホルダーたる従業員や取引先、顧客とどのように協働していくべきかを考えるべき岐路に立たされています。本講演ではマスメディアにかかわるいくつかの企業を分析し事例として示しながら、企業継続性分析のポイントについて解説します。

■白田氏の略歴
東京生まれ。女子学院高校卒業後、日本航空国際線客室乗員部で勤務。スポルディングジャパン、帝国データバンク、ヘキストジャパンなどで勤務しながら、日本大学経済学部を卒業。筑波大学大学院修士課程経営・政策科学研究科経営システム科学専攻修了。同博士課程修了、博士号(経営学)取得。財務会計を軸に日大教授、筑波大学大学院ビジネス科学研究科教授、ドイツミュンヘン大学客員教授、英国シェフィールド大学客員教授などを歴任。
非上場企業をも含めた企業の倒産を予測し、社外的損失を最小限にとどめることを目的とした企業倒産予知モデル「SAF2002」を開発。このモデルはJCR(日本格付研究所)などが内部検証用に活用。日経NEEDsも投資指標として採用している。Researchgateサイト(世界中の研究論文を相互に共有するサイト)でも1000件以上の閲覧数を記録した。
行政関係の仕事としては、国土交通省土地鑑定委員会委員、不動産鑑定評価部会委員、国土審議会土地政策分科会不動産鑑定評価部会委員。学術関係では、アジア学術会議事務局長、日本学術会議第21期、第22期会員第一部経営学委員会委員長を歴任。現在は東京国税局土地評価審議会会長。
著書に『企業倒産予知情報の形成』(日本リスクマネジメント学会賞)、『企業倒産予知モデル』(日本リスク・プロフェッショナル学会賞)など。

■懇親会 講演の後は近くのレストラン「イル・デ・パン」で、白田さんを囲む立食パーティーを午後9時から行います。懇親会会場の地図は以下の通りです。
参加費は講演が1,000円、懇親会が3,000円です。いずれも入場時に現金でお願いします。

出席を希望される方は7月2日(日)までに、以下のメールアドレスへ出欠をご連絡ください。懇親会の出欠も必ずお返事ください。よろしくお願いします。

送信先: inagakitaro@gmail.com

メディアの将来像を考える会幹事団