西原さん

元早稲田大学総長の西原春夫さん

 12月12日(火)の「メディアの将来像を考える会」例会は、ゲストスピーカーとして元早稲田大学総長で、アジア平和貢献センター理事長の西原春夫さんをお招きします。

 講演のテーマは「現代から見た明治14年政変の歴史的意義〜『官有物払い下げ事件』と『森友事件』の類似性」。もともと刑事法を専門とされますが、本学創設者の大隈重信とその時代に関する歴史にも、造詣が深い方です。

 2017年を締めくくる特別編として、大隈と福沢諭吉が近代日本の黎明期に果たした役割を中心に、明治14年政変が日本の進路を決定づけた経緯をご紹介いただきます。また、早稲田、慶応義塾の創始者2人の知られざる関係も明らかになります。国体のあり方を巡る伊藤博文たちとの争いは、現在の憲法改正論議の下地になるものです。どうぞご期待ください。

 また、懇親会を兼ねた忘年会を開催します。奮ってご参加ください。

■日時 12月12日(火)午後6時半開場、7時~8時45分
■場所 早稲田大学26号館1102教室
※地図はこちら。
■演題 「現代から見た明治14年政変の歴史的意義〜『官有物払い下げ事件』と『森友事件』の類似性」 
■講演内容
 国有財産を破格の安値で民間人に売却しようとした点で、官有物払い下げ事件と森友事件、両者の性格はよく似ている。しかしそれだけではない。前者の根底にあったのは、明治国家のあり方に関する福沢・大隈連合対薩長藩閥の争いだった。対立に勝った薩長藩閥は明治14年の政変を実現し、その後日本を敗戦に追い込んだ。
 しかし負けた福沢・大隈連合の思想は、敗戦の結果として外国人の手によって実現した。教育勅語を教育の根幹とする森友学園を支援する思想は、そのような戦後体制への反発、明治への回帰への志と見るほかはない。福沢・大隈を戴く早慶人の課題を明らかにすべく、官有物払い下げ事件を戦ったのは、実は「早慶連合」であつたことを紹介したい。

■西原氏の略歴
 早稲田大学教授。1982年から90年まで早稲田大学総長。法務省矯正保護審議会会長、日本私立大学連盟および日本私立大学団体連合会会長。全私学連合 (幼稚園から大学までのすべての私学団体の連合体) 代表。日中刑事法学術討論会日本側代表(日中刑事法研究会会長)。学校法人国士舘理事長。日本中国友好協会顧問。

※忘年会
■場所 「イル・デ・パン」(会議室から歩いて5分、7月例会と同じ場所です)
■時間 午後9時~午後10時半
■会費 講演会 1,000円 忘年会 3,000円
 ともに入場時に現金で頂戴します。
出席を希望される方は以下のメールアドレスにご連絡ください。懇親会の出欠も必ずお知らせください。

 送信先: inagakitaro@aoni.waseda.jp

メディアの将来像を考える会幹事団