下山さん

文藝春秋社の下山進さん

 2018年1月9日(火)のメディアの将来像を考える会例会講演は、厳しさを増す新聞社の経営とその行方をテーマに、文藝春秋社ノンフィクション編集局編集委員の下山進氏をお招きして行います。

 下山さんはノンフィクション分野に長年かかわり、国内外のジャーナリズム経営について造詣の深い方です。特に、近年多くの部数を失っている日本の新聞社経営について、今年の日本マス・コミュニケーション学会のワークショップで共同発表を行い、話題を呼んだばかりです。

■日時 1月9日(火)午後6時半開場、7時~8時45分
■場所 早稲田大学26号館1102教室
※地図はこちら。
■演題 「10年で1000万部を失った新聞は、何を失い何を得たか?」 
■講演内容
 日本の新聞が急速に収縮している。2006年には5200万部あった総発行部数は、2016年には4300万部に減り、2005年に2兆3000億円あった総売上高も、2015年には1兆8000億にまで減った。1000万部の部数減と、5900億円の減収というこの破壊的収縮はなぜ起こり、今後どうなっていくのだろうか?
 下山氏がこの変化について報告した2017年10月の日本マス・コミュニケーション学会発表は、「新聞協会報」が即日一面でとりあげるなど、大きな話題を呼んだ。『アメリカ・ジャーナリズム』(95年丸善ライブラリー)で米国の資本主義の変容にともなう調査報道の衰退を描き、『勝負の分かれ目』(2002年角川書店)で、技術革新による経済メディアの変質とグローバル資本主義の成立を描いた氏が、その変化の行き着く先を描く。

■下山氏の略歴
 1986年早稲田大学政治経済学部政治学科卒。同年㈱文藝春秋入社。1993年コロンビア大学ジャーナリズムスクール国際報道上級過程修了。著書に、『アメリカ・ジャーナリズム』、『勝負の分かれ目』がある。文藝春秋では一貫してノンフィクション畑を歩き、河北新報社『河北新報のいちばん長い日』、ケン・オーレッタ『グーグル秘録』、船橋洋一『カウントダウン・メルトダウン』、ジリアン・テット『サイロ・エフェクト』など国内外の優れたノンフィクションを編集者として紹介している。米国ニューヨークで行なわれているLogan Nonfiction ProgramのAdvisory Board を務める。

■会費 講演会 1,000円
 出席を希望する方は、以下のメールアドレスにご連絡ください。
送信先: inagakitaro@aoni.waseda.jp

メディアの将来像を考える会幹事団