11日の「メディアの将来像を考える会」例会のご報告です。午後6時半から早稲田大学26号館302号室で28人が出席、日本経済新聞社常務執行役員・グローバル事業局長の原田亮介さんから「紙とデジタル、その垣根が消える日」をメーンテーマに、同社グローバル事業の現状と今後についてもご報告いただきました。

原田さんは、政府や企業などの情報発生元、メディア、読者や視聴者などの受容者の関係に大きな変化が生じていることを指摘。それに対する日経新聞社の「紙とデジタル」両面での対応について紹介、「もう1つの日経新聞をつくる」決意のもとにその垣根が近年非常に低くなっていることを具体的に紹介されました。また「メディアの価格破壊への処方箋は現時点ではまだない」という厳しい現実も率直に話されました。

そうしたお話を受け、「電子版メディアの価格政策」「消費税増税の影響と対応」「(紙メディアでは需要激減と思われる)株価・商況面の見直し」「デジタルメディアでの言論空間の構築」「他産業からのメディア参加」「動画コンテンツをどう充実させるのか」など多角的な質疑応答や意見の交換が活発に続きました。

終了後はいつものように階上の「西北の風」で約1時間懇親会が開かれ、話はさらに盛り上がりました。

【出席者(敬称略)】 井坂公明(時事通信)、石渡正人(手塚プロ)、植田奈保子(サンケイリビング)、 大塚敦子(アサツー ディ・ケイ)、尾高泉(日本新聞協会)、淤見守里(WOWOW)、片木淳(早稲田大学政経学術院、同大学メディア文化研究所)、加藤孔昭(早稲田大学メディア文化研究所)、河村浩(イッツ・コミュニケーションズ)久保まり子(日本生活情報紙協会)、 黒澤勇(共同通信デジタル)、鈴木祐司 (NHK)、高久陽男(朝日新聞社OB)、竹内謙(早稲田大学メディア文化研究所)、角田克(朝日新聞社)、坪田知己(京都工芸繊維大)、中田彰生(早稲田大学メディア文化研究所)、林秀一(電通)、松井正(読売新聞社)、三上義一(目白大学)、森治郎(早稲田大学 メディア文化研究所)、山口恭司(北海道新聞社)、山本陽一(日本ケーブルテレビジョン) オブザーバー 上塚建次(朝日新聞社OB=森紹介)、河盛大介(電通=森紹介)、斎藤浩(電通=森紹介) 高倉泰子(電通=森紹介) ※当日の出席予定者名簿にない方からの参加費1000円の入金がありました。アシスタントの学生が「氏名不詳」で会計処理をしております。出席していたにもかかわらず上記名簿にない方はご連絡を下さい。(幹事)