5日開催のメディアの将来像を考える会8月例会のご報告です。

同日は午後6時半から早稲田大学26号館1202号室で、株式会社KADOKAWA取締役相談役佐藤辰男さんをお招きして開催しました。出席メンバーは久しぶりに30人を突破して34人(うちオブザーバー6人)でした。  

佐藤さんは1982年に角川書店に入社、以来角川歴彦さんとともにさまざまなメディア事業活動を開いて来られ、DWANGOと経営統合して10月に発足が予定されている株式会社KADOKAWA・DWANGOの社長に就任されます。佐藤さんには「なぜDWANGOとの経営統合か」「どのような事業を開こうと考えているのか」を軸にお話いただきました。

佐藤さんはまず1945年の創業以来角川書店から昨年12月のKADOKAWA誕生まで7回に亘っての大きな変貌を経て「書店からIP(Intellectual Property)企業体」に行き着いた軌跡を説明、現在では「世界に類のないコンテンツプラットフォーム」を目指していること、そのためにはDWANGOのインターネット世界での発信力と技術力が大きな武器になること、そしてそれは「連携」といったレベルのものではなく、企業として合体することの方が実現しやすくなると説明されました。お話を受けての出席者からの質問や意見も、林秀一さん(電通)をはじめ次々に出されました。  

2時間強の報告・討議の後、階上の「西北の風」で佐藤さんを囲んで“延長戦”“暑気払い”を行いましたが、こちらにも25人が出席し、この夏最高という外の暑気を内の熱気で追い払う結果となりました。

【出席者】 青山友子(文化通信社)池田暁子(イラストレーター)、井坂公明(時事通信社)、 石渡正人(手塚プロ)、一條英俊(北海道新聞社)、稲垣太郎(朝日新聞社)、大塚敦子(アサツー ディ・ケイ)、柿崎元子(アナウンサー)、片木淳(早稲田大学)、加藤孔昭(早稲田大学メディア文化研究所)、河村浩(イッツ・コミュニケーションズ)、久保まり子(日本生活情報紙協会)、黒澤勇(共同通信デジタル)、下村健一(慶応大学)、瀬川至朗(早稲田大学)、鈴木祐司(次世代メディア研究所)、高久陽男(朝日新聞社OB)、田幸大輔(博報堂)、田畑恒平(江戸川大学)、寺谷圭生(KADOKAWA)、中北宏八(朝日新聞社OB)中田彰生(早稲田大学メディア文化研究所)、林秀一(電通)、松井正(読売新聞社)、三上義一(目白大学)、宮崎亜巳(ロイター通信)、森治郎(早稲田大学メディア文化研究所)、山口実(日本フォーム印刷工業連合会) オブザーバー 宇田和則(シンキング)、岡本匡弘(ココロネ株式会社)、竹之内満(毎日新聞社)、西村みゆき(文化通信社)、坂東塁(楽天)、水野泰志(東京新聞)

 (座長 森治郎、幹事 河村浩、中田彰生)