メディア文化研究所が2006年度に始めた『フリーペーパー講座』は、2008年度から早稲田大学グローバルエデュケーションセンターの正式科目として現在も続いている。2015年度は10周年を迎えたのを機に講義録を発行。ゲストスピーカーや寄付団体など各関係者、関係団体に配られた。

講座開設から10年を経て、授業内容は徐々に変化している。大きな話題を呼んだリクルート発行の『R25』は2015年11月に紙の発行を休止し、ウェブに全面移行した。クルマを売り物にしていたユニークなフリーマガジン『ahead』も、定期購読者だけに配られる有料雑誌に変わった。デジタルの波に大きく洗われ、フリーペーパーも変容と進化を遂げているわけだ。

地域に根付く千葉の『地域新聞』が老舗の一つ東京新聞『ショッパー』を子会社化して、首都圏全域を勢力圏とするなど、地域密着型のフリーペーパーは、小が大を呑み込むような戦国時代を迎えている。こうしたフリーペーパーの激しい移り変わりを踏まえたヴィヴィッドな講義を履修しようと、毎年定員300名に対し、500名を超す応募が続いている。

講師及び講義名、日程は別表の通り。